皆様今晩はッ!!
でさてして今宵第二号さんはッ
まず早速もってこちらをご覧くださりませッ!!
っておおぉ~~~ッ!!!?
まぁ~このいわゆる染付絵皿さんかなんかの絵の部分のよぉ~でございますがッ
ふむふむなんともッ・・・
あぁ~のぉ~~ッ
因みにこちらの御婦人なのか否かッ
やけにドでかい被り物だか何だかをば被っててッ
おまけに連れて歩いてんのは牛さんでっかぁ~~ッ????
あららららこれまたこちらの御二方もッ
何やらドデカな被りもんッ!??
でしてでもってッ
この微妙ぉ~にぎこちなき遠近法みたいな描き方はッ
一体全体何なんでございましょぉ~かッ!???
おまけにこの山だの川だのその輪郭さんをばてんてんてんで描くなんてッ
よく見りゃやっぱしッ
なんじゃこりゃぁ~~~~~ッ!??????
・・・・・・・・・・・
なははははまぁ~このなんとかッ
『なんじゃこりゃ伊万里協議会ッ』認定こじつけさんが整いましたところでッ
改めまして皆様に御紹介申し上げますでございますがッ
今宵御登場さんのなんじゃこりゃさんはッ
こちらの五枚のお皿さんでぇ~ございますッ!!
っでまぁ~この時代的にゃぁ~江戸前期ッ
1600年代後半あたりの伊万里のお皿さんかと存じよりますッ!
っでッ
今宵のなんじゃこりゃポイントさんはッ
なんたったってのこの絵付ッ!!
先程も少々お話いたしましたけどッ
当時の伊万里の絵付けとしちゃぁ~~全くもっての異質な構図にッ
思わずぽっちりッ
『なんじゃこりゃぁ~~~~~ッ!!???』
って叫びたくなっちゃうでしょぉ~~~ッ!!!
はいはい皆様ッ
それものそのはずッ
何を隠そぉ~~今宵のこのお皿さんの図柄のもとになったのはッ
当時遥か遠くのオランダさんよりもたらされたッ
銅版画をもとに描かれた構図だったのでごだりますッ!!
まぁ~この当時の日本の皆様にとりましてはッ
遥か阿蘭陀よりもたらされた銅版画ともなるとッ
物珍しさこの上もなくッ
自然とそのまま不思議なあこがれへと変貌してゆくわけでございますからッ
その銅版画の構図をば伊万里に描いちゃおぉ~ってなチャレンジ事はッ
必然と興ったのでございましょうッ!!
いやいやまぁ~しかしッ
それにいたしましてもこの少々ぎこちなさそぉ~なッ
構図の意味は実に正にッ
『なんじゃこりゃぁ~~~~~ッ』!???
んでして恐らくこのドでかな被りもんさんはッ
西洋の御婦人の鍔広な帽子のことでッ
連れて歩いているのは勿論牛さんなんかじゃ決してなくてッ
いわゆる可愛いワンワンさんでございましょうッ!!
当時の日本の方々にとってはッ
阿蘭陀渡りの銅版画なんてッ
正にそれこそ未知との遭遇ッ
参考にしたとしてもわけのわかんない構図になってしまったのはッ
仕方のなきところでございましょぉ~やねッ!!
でもでもそんなけったいなる時の悪戯こそがッ
今宵のこの絵皿さんのッ
オモロでなんじゃこりゃぁ~~~~~ッてなもんにッ
なんじゃかんじゃとなってしまうのでございましょうッ!!
いやいやしかしッ
伊万里さんてぇ~のはッ
まっこと奥深きものなんでございますやねッ!!