皆様今晩はッ!!
でさてしてずっと昔の安土桃山時代ッ
かの豊臣秀吉公の奥方様であられたねね様のことはッ
皆様も完璧にご周知のことかと存じよりますがッ
そのねね様が秀吉公亡き後にッ
その菩提をともらうために建てられた高台寺ッ!
っでその高台寺にてささやかながらに御庭焼が存在していたことをッ
御存じでございましたでございますかッ!!?
ただねッ
その詳細さんについてのことは誠に乏しくッ
その始まりはやっぱしねね様の頃だったのかどぉ~かッ
してまたその後はどぉ~なったのか等につきましてのことはッ
正直よくわかんない窯なんではございますけどッ
今宵ご登場いただきますお方様はッ
もしかしてもしかすっとッ
その高台寺におきまして焼かれたお方様なのかもしんないお方様のご登場さんなんでぇ~ございますッ!!
ではではまずそのかもしんないお方様にッ
早速お出ましいただきやしもやいッ!!
ってっていきなりポンポコポンッ!!
これはこれはまぁ~このいわゆるひとつの狸の和尚様ッ
てなもんでございますなぁ~ケビンコスナァ~~~ッ!!
いやいやしかしまそれにいたしましてもッ
何気に筋のよさそぉ~な狸和尚さんでございますッ!!
この実に哀愁に満ちたつもりでらっしゃるかの如し狸さんのお姿ッ!
してまた纏われております衣の流れのしなやかさッ!!
してしてこの狸さんの毛並みの一本一本をまで丁寧さんに仕上げた繊細なるお仕事ッ!!
しかもおまけにこの狸さんの本来さんのお姿さんはッ
被せの香炉さんだったってなところも実にたまりまへんなぁ~~~ッ!!
なるほどさすがはその高台寺におきまして焼かれましたる狸さんだけのこたぁ~ございますでございますなッ!!
ッとパピッと胸をば張って申し上げたきところでございますがッ・・・
今宵のこのお仕事よろしき狸和尚さんがッ
間違いなくその高台寺生まれであるッちゅぅ~確たる根拠はッ
この収納されたる時代の桐箱さんに記されたッ
この記述のみッ・・・
なもんで今宵のこの狸和尚さん自体にッ
高台寺だのの印があるわけでもなくッ
全くもっての箱書だけによるあくまでちゃまの憶測さんでぇ~ござりますッ・・・
ただこの狸和尚さんの筋の良さとッ
時代的には十分江戸後期はみてもよろしそぉ~なこの土味ッ!
してして狸和尚さんてな如何にもお寺で生まれたよぉ~な題材からしてッ
この記された箱書に思いを寄せてしまうのもッ
儚き骨董屋のロマンチップでございましょぉ~なッ!
でもでも何の根拠もなしにッ
ただ悪戯にこげなるパピッとした箱書をばするもんでございましょぉ~かッ!??
勿論ッいい加減な箱書だっても世に存在するものは数知れずッ・・・
まぁ~まぁ~とにかくッ
今宵はひとつッ
心をゆったりさせながらッ
この記されました箱書さんに思いをはせながらッ
ちょいとちっさな期待に胸をば膨らませてッ
のんびり過ごしましょぉ~でございましょぉ~かねッ!!
あははッ
こりゃいぃ~~やッ!!