皆様今晩はッ!!
んん~~ッ・・・
配列は五分五分やなッ・・・
隊長ぉ~ッ!
ここらへんで一息ッ
お饅頭でもどぉ~ぞッ!!
おうッ!
パクッ!!
・・・・・・?
ううッがははぁ~~ッ
こりゃあんこにカビはえとるがなぁ~~ッ!!!
配列が五分五分で食べた饅頭カビ入りあんこだったぁ~~ッ!!!
配列五分ッ カビ入りあんこッ!!
配列五分カビ入りあんッ!!
ってなわけでぇ~~ッ
今宵は如何にもあの海賊映画ッ
パイレェ~ツ・オブ・カビリヤンにッ
これまた如何にも出て来そぉ~なッ
そげなお方様のご登場さんでぇ~ございますッ!!
おおぉ~ッ
若干ッ酸っぱいじゃろぉ~~ッ・・・・????
わッかるかなぁ~~~~ッ?????
まぁ~このあんまし深く考えないでッ
まずは早速こちらさんをばご覧くださりませませッ!
ってまぁ~~ほほぉ~~~ッ!!
こりゃこりゃ確かにあのかの海賊映画ッ
パイレェ~ツ・オブ・カビリヤンに出て来そぉ~なッ
何気にものごッつぅ~な時代の箱さんでぇ~ございまんなぁ~~ッ!!!
時代はまぁ~この江戸の後期はございましょぉ~かッ
何気洋櫃さんのよぉ~な蒲鉾スタイルさんとッ
漆黒塗りにいぶしの金色のごッつか金具をビシッと施しましたるッ
実に西洋おとぎ話風時代の箱さんでございますッ!!!
全体のボデェ~の仕組みやッ
鍵の部分の複雑さんな作りがッ
如何にも何気にパイレェ~ツ・オブ・カビリヤンッ!!!
中からドサッと金貨金塊ザックザクッてなイメェ~ジさんがッ
真ッ先さんに浮かぶよぉ~でございますッ!!!
だけんどだけんど実をば申さばッ
今宵のこのごッつか箱さんッ
決していわゆるパイレェ~ツ・オブ・カビリヤン的お方様じゃぁ~全然なくてッ
なんとまにんとまッ
いわゆるひとつの東洋古来の香道の香道具ッ
貴重な香木さんをば収納するためのッ
香箪笥さんちゅぅ~お方様なんでぇ~ございますッ!!
なはは皆様ッ
ちぃ~とおッたまげぇ~でございましたでございましょッ!!
っでそれが証拠にほれほらこの全ての引き出しさんにッ
これでもかッてなくらいに敷き重ねられたる朱のちッちゃな障子みたいなこの数々ッ!
こちらはいわゆる昔ッから珍重されてた香木さんの一つッ
伽羅をば奉書で包んでこの枡の中に一つ一つ大事に仕込むッ
その為の香枡さんとでも申しましょぉ~かの皆様なんでござますッ!!
なもんで今宵のこのパイレェ~ツ・オブ・カビリヤンみたいなごッつか箱さんはッ
れっきとした香箪笥さんなんでぇ~ごだりますッ!!
お話は少々長くなりますではございますがッ
江戸の中期頃になりますとッ
それまで香道なるものはッ
まッこと位の高き皇族さんや武将さんッ高僧さん等の間でのッ
高尚な遊びでございましたがッ
だんだん財力をばつけてきた商人の間でも楽しむよぉ~になってきたのでござますッ!
但しッ
当時の香をば楽しむ場にはそれなりの場所が必要だったよぉ~でッ
例えば前者の位の高き皆様なればわざわざ場所を探すまでもなくッ
己の御屋敷の中で十分楽しめましたのでございますがッ
さすがに当時の豪商と言えどもそげなる場所が自分のお家の中にあるわけもなくッ
わざわざ場所を移して楽しんだといわれておりまするッ
なもんでそこで必要さんとなりますもんがッ
様々さんな香道具をはじめッ
そこまで運ぶためのものが必要とされるわけでございますッ!!
っで登場するのが香箪笥さんッてぇ~わけッ!
なにせ香道の中ではッ
なんたったっての香木さんが一番大事ッ!
ましてや伽羅さんともなりますればッ
ほかの道具と一緒になるなんてぇ~事はッ
それもそれこそ飛んでも八分歩いて十分でございますッ!!!
っで折角なもんでッ
とびっきりの伽羅さんをば収納するもんだからとッ
その香箪笥さん自身も何気に贅を尽くすものも生まれたのではとッ
考えられるわけでございますッ!!
つまりッ!
今宵のこのまッことごッつかこの香箪笥さんはッ
いわゆる当時の豪商さんがッ
贅をば尽くして誂えさせたッ
ものごッつぅ~な香箪笥さんッちゅぅ~もんかと存じよりますッ!!
なもんでッ
残念ながらに海賊さんのお宝ザクザクッてな宝箱さんではございませんけどッ
それはそれなりさんにッ
なかなかオモロな時代の箱のひとつではございましたでございますやねッ!!
んんッ!???
でもでもちょいとよく考えてみますればッ・・・
今も昔も伽羅さんと言えば超ぉ~貴重で超高価ッ!!
そげな伽羅さんがあの香箪笥さんの中に目一杯でございましょッ・・・・・
それはそれでものごッつぅ~なお宝箱じゃござんせんかぁ~香木専科ぁ~~ッ!!?
ってことはぁ~~ッ???
やッぱしこいつぁ~パイレェ~ツ・オブ・カビリヤンッ!!!!!
よぉ~こそキャプテン若干酸ッぱいじゃろぉ~~ッ!!!??
むふふふふふぅ~~~~~~~~ッ・・・・・