明治の応挙ッ! 森寛斎さんのメルヘンチョック雪景の一幅さんッ!!

皆様今晩はッ!!

 

 

ってなわけでございましてッ

けっこぉ~ときたま御登場いただきます毎度おなじみさんとなりましたッ

近世大坂画壇森派の三代目ッ森一鳳さんでございますがッ

その一鳳さんにはッ

まことの兄弟ともいえるくらいの絆深き兄弟子さんがいらっしゃったことッ

皆様御存知さんでございましたでございましょぉ~かッ!!?

 

 

 

ってなもんでッ

今宵はその一鳳さんの兄弟子さんのお話さんでぇ~ございますッ!!

 

 

 

でさてしてその一鳳さんの兄弟子さんとはッ

その名を森寛斎さんと申しましてッ

その当時にはッ

明治の応挙とまで言われた立派な御仁でございました御方様なんでございますッ!!

 

 

 

 

 

っでッ

その寛斎さんはッ

実質一鳳さんの師匠でもありまた義父でもあられた森派弐代目森徹山さんのッ

一応養子さんでございましてッ

勿論ッその徹山さんのパピッと立派なお弟子さんでぇ~ございましたッ!!

 

 

っでその師匠の徹山さんはッ

かの圓山応挙さんの優れた十人のお弟子さんのひとりッ

つまり応挙十哲と言われた御仁であったためッ

寛斎さんはッ圓山派の画風を徹山さんからパピッと仕込まれッ

応挙亡き後の円山派をッ

後々までも盛上げられた御方様だったんでぇ~ございますッ!!

 

 

なもんで実を申さば今宵のこの寛斎さんはッ

森派と言えども大坂ではなくッ

京都においてのいわば京都森派の画家さんだったんでぇ~ございますッ!!

 

 

 

ではではまずはッ

今宵のその寛斎さんの一幅さんにッ

お出ましいただきやしよかほいッ!!!

 

 

 

 

ってってまぁ~こりゃッ

いよいよ今年も一月後半をば迎えましてッ

益々寒さ厳しくなって参りやしたこの季節にゃぁ~ッ

まったくもってのぴッたしやぁ~の一幅さんでございますなぁ~~ッ!!!

 

 

 

しかしまとみかくッ

実に描き込み細かな見事な一幅さんでぇ~ございますなぁ~~ッ!!

 

 

 

んでんでまずこのさすがは圓山派ッてなこの雪松ッつあんの妙ッ!!

思わずあの応挙さんの名作ッ「雪松図」屏風を思い出させるかの如しッ!!

 

 

 

 

 

 

してして更にはつがいの鹿さんがッ

雪深き山中での佇む御姿さんがッ

実に哀愁漂いまくりッ!!!

 

 

 

 

 

何気にせせらぐ沢の流れもその哀愁さんをばさらに引き出すかの如しッ!!

 

 

 

 

 

真冬真白なメルヘンでんなぁ~~~ッ・・・・・

 

 

 

 

とにもかくにもッ

この絵筋の良さきめの細かさは勿の論ッ!

この何とも言えぬ構図の表現の実にお見事さんなことッ!!

 

 

 

おまけに全体さんが水墨画かと思いきやぁ~のにッ

せせらぐ沢には淡き青色を何気に交えた色彩の妙ッ!!!

 

 

 

今宵のこの寛斎さんッ

正しくまっこと只者さんじゃぁ~ござんせんでぇ~ござんすなぁ~~ッ!!

 

 

きっとたぶんッ

寛斎さんはッ

とっても穏やか素敵な御仁であったんでぇ~ございましょぉ~~なぁ~~~~ッ・・・・・

 

 

ッと誰もがもがもがそぉ~思いそぉ~なところでございますがッ・・・

 

 

 

っでさてしてここでッ

今宵のこの寛斎さんにつきましてッ

もぉ~少々詳しくお話申し上げますとッ

意外とこの寛斎さんッ

若き頃はものごッつぅ~な人生さんをば歩かれとりますんでございますッ!!

 

 

 

 

ででしてまずその寛斎さんのお生まれさんは文化十一年ッ

なんとま長州萩のお生まれさんでございましてッ

御父上さんはこれまたなんとッ

長州藩の下級武士さんでぇ~ございましたッ!!

 

 

んでまぁ~この寛斎さんはッ

そんな環境の中でも画家の道をば選びッ

二十歳前後の頃に京都に出でてッ

徹山さんの下での画業の修行に打ち込まれるのでございましたがッ

 

そこはほれそれ血気盛んな長州の青年ッ

幕末動乱の渦中にやッぱし飛び込んだんでぇ~ございますッ!!

 

 

 

時は幕末ッ尊王攘夷の気風高まる京都にてッ

寛斎さんはその居に長州藩の仲間をかくまったりなんなりッ

して又時にはかの新選組からその実を狙われることもしばしばッ

 

 

にんとも今宵のこの吸い込まれそぉ~な雪景さんをば描かれた御方様とはッ

まったくイメェ~ジさんが合わない御姿さんでございましょッ!!

 

 

 

まぁ~まぁ~とみかくッ

幕末激動さんのその時代ちゅぅ~のはッ

そげなことも背中合わせだったッちゅぅ~ことでございますやねッ!!

 

 

 

 

さてして今宵のこの寛斎さんッ

激動の幕末をば乗り切った後はッ

ガラッとその気質もすっかり変わられッ

実になんとも穏やかな御仁としてッ

明治二十七年に八十一歳でその人生を全うされるまでッ

日本の画界に沢山貢献なされたとのことでございますッ!!

 

 

 

まぁ~この如何にも応挙を思わせるかの雪景なれどもッ

今宵のこの一幅さんはッ

そんな明治に入ってからの穏やかな寛斎さんになられてからのッ

一幅さんだったんでございましょぉ~~かねッ!???

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいやしかしまッ

さすがは明治の応挙さんッ

見れば見るほど寒さがひしひし伝わってくるよぉ~でございますなぁ~~ッ・・・・

 

 

 

 

ええぇッ!??

寒き時こそ駄洒落厳禁だってかぁ~~~ッ!!!?

 

 

 

へいへいッ

了解いたしましたうえした脇の下ぁ~~~~ッ!!!

 

 

 

 

 

ぜんぜん聞いとらんのぉ~~ッ・・・・