李朝ッ! 木製桃型トロ渋水吞さんモコ参ッ!!

皆様今晩はッ!!

 

ってなわけでございましてッ

前回の予告さん通りッ

今宵もちょいとな酒器さんのお話さんでございますッ!!

 

 

ッとは申しましても今宵御登場さんの酒器さんはッ

ゆぅ~なりゃもともと酒器さんとしてのお生まれさんではなかったのでございますがッ

そのお姿形と深みのある味わいッ

してまたその素朴なオモロさからッ

いわゆるひとつの見立ての酒器さんとしてッ

こよなくお酒を愛する皆様から親しまれつつある御方様なんでございますッ!!

 

 

 

ではではややこしか説明さんより百聞は一見に如かずッ!

まずはもっての御出ましさんとッ

まいりやしょほほいッ!!!

 

 

 

 

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ってってほほほぉ~~~ッ!!!

これはこれは陶器や磁器さんじゃぁ~無くてッ

木製のトロ渋桃型杯さんでございまっかぁ~~ッ!!

 

 

いやいや確かにこいつぁ~~気分を変えての今宵の一献さんにゃぁ~ッ

絶妙さんの酒器さんでございますッ!!

 

 

 

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ででして実は今宵のこの酒器さんのほんとの御姿と申しますればッ

生まれは恐らく十九世紀ッ

李氏朝鮮時代のいわゆる山などへ出掛ける時に携帯するッ

川のお水を飲む為の水吞さんなんでぇ~ごだりますッ!!

 

 

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なもんでございますからほれッ!

ここんところにちゃんと紐を通すための金具がちゃんと付けられてるでございましょッ!!

 

 

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してして木の材はなんでございましょぉ~かは定かじゃございませんがッ

その表面をばちゃんと漆で仕上げたちょいと贅沢さんな水吞さんでございますッ!!

 

 

 

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桃の形にされたのはッ

やっぱし縁起物ッちゅぅ~ことかと存じよりますがッ

なんたったっての何ともトロ渋さんな雰囲気がッ

酒器に見立てたくなっちゃう何よりさんの魅力でございましょぉ~やねッ!!!

 

 

 

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因みにちゃまなら濁り酒一献なんざッ

洒落込たいところでございますッ!!

 

 

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遥かいにしえの人々の間で愛用されてた何気な器のひとつひとつにはッ

やっぱし何気に心惹かれるもんでございますなぁ~~~ッ!!

 

 

 

 

 

季節もぼちぼち陽春の兆しッ

長きこと閉ざされたままのドヒャドヒャバッキンガム宮殿のッ

鉄の扉がまた再び開かれるのも時間の問題かもしれませんでございますぞッ!!!