皆様今晩はッ!!
でッ 今宵は早速さんではございますがッ
こちらの一幅さんをばご覧くださりませでございますッ!
っておおぉ~~~~ッ!!
これはこれはッ 実に立派な夫婦の獅子さんじゃぁ~ござんせんかぁ~焼きそば専科ぁ~ッ!!
でしてそぉ~なんれしッ
今宵はこの獅子さんッ 英語で言えばッラァ~~イアンッ!!
んでんでまずまもってはッ
その絵筋でございますがッ
なかなかどぉ~して色彩豊かで毛並み丁寧ッ
ちょいと謎めいた感じの巧さを秘めた絵筋でございましょッ!!
でして時代はどげなもんでございましょぉ~かッ??
この絵のタッチッ紙の具合からしてッ
江戸時代後期はみたいところでございますがッ
もしッ
江戸期にかかる獅子さんの図だとしたらねッ
今までに江戸期に描かれた獅子さんとなるとッ
ひじょぉ~に少ない図柄になって来るんでございますもんですからッ
ちょいとドヒャドヒャバッキンガム宮殿の形相を呈する可能性がッ
無きにしも非ずッ・・・・・
何故なら勿論ッ
江戸期にはまだ獅子さん自体渡ってきてないしッ
参考にされたものはッ
僅かに渡ってきた銅版画の中の獅子さんと言われておりますからッ
獅子さんの絵が存在すること自体がッ
実にオモロイもんになっちゃうってわけでございますッ!!
でさてしてここでッ
一つご覧いただきたいのがッ
今宵のこの獅子さんをば描きなすったとされるッ
お方様の落款部ッ!!
してしてそこにはなななんとッ!!
壬午の干支の記述がパピパピッとッ!!!
なもんで早速ッ
江戸後期の頃の壬午をば調べてみますればッ
文政五年ッ(1822)に当たるのでございますッ!!
でッ 確かにこの頃でございますればッ
阿蘭陀貿易も盛んな時期でもありッ
獅子さんの銅版画などを目にすることもッ
十分考えられるところでございますッ!
っとすっとッ
今宵のこの獅子さんはッ
文政五年の獅子さんなんでございましょぉ~かッ!!?
でででッ!
ここでもひとつ大きなポイントさんがッ
その描かれた張本人さんのことでございますッ!
でさてしてその落款をばパピッと読んでみますればッ
信谷さんとッ!!!
んでしてその下の印章を見て見てもッ
やっぱし信谷さんとッ!!
っとゆぅ~ことはぁ~~ッ・・・
今宵のこの獅子さんはッ
信谷さんちゅぅ~お方様の筆なることはッ
間違いなさそぉ~でございますッ!!
でしてそこでッ
早速信谷さんをば調べてみましたところッ
なんとま該当されるお方様はたった一人ッ
森山信谷さんちゅぅ~新潟三条御出身のお方様でございましたッ!
但しッ!
その森山さんのお生まれになった年が何とッ!!
天保九年ッ・・・
ちゃまの予想してた壬午文政五年の十年以上も後のことでございますッ・・・
ならばその後の壬午はと申しますればッ
これがなんとまッ 明治十五年ッ
とっくに江戸期過ぎ去りし年でございましたッ・・・・
んんん~~~ッ・・・
っとなるとッその森山さんじゃぁ~ないのでございましょぉ~かッ?
それともやっぱし残念ながらッ
江戸期じゃなくてッ
明治の獅子さんだったッちゅぅ~ことなのでございましょぉ~かッ??
ッとその時ッ!!
ちゃまハッと思ったのでございますれしがッ!!
よく見りゃ今宵のこの獅子さんッ
はじめにも申しましたよぉ~にッ
夫婦でございますッめぇ~おぉ~とッ!!
つまりッ!
江戸期においてはッ
まだ雌の獅子さんにゃぁ~たてがみさんがないっちゅぅ~ことッ
知られてたかどぉ~かッ!!!?
っとするとッ
やっぱしこれは明治以降の獅子さんかッ!???
ってことはぁ~~~ッ!
今宵のこの獅子さんはッ
その森山さんの手によるものになって来るのでございましょぉ~かッ!!!?
でででね皆様ッ
ここでちょいとドガッてな情報さんなんでございますがッ
因みにその森山さんはッ
さっきも申し上げましたよぉ~にッ
新潟三条のお生まれッ
でッ実は今宵のこの獅子さんのその出所が何とッ!
新潟だったんでございますんですッ!!!
*こちらは獅子の図遊印でございますッ
まぁ~この単なる偶然かもしれないでございますれしがッ
ある意味ここまで条件が整っておりますればッ
こいつぁ~やっぱし森山さんなのかもしんないでございますッ!
ででッ となりゃっつんでッ
その森山さんのことを今少し調べてみたんでございますがッ
生まれは先のとおりッ天保九年ッ
新潟三条四ノ町にてでございましてッ
本名武左衛門ッ 若き頃に江戸へ出て椿椿山のもとで日本画を学びッ
その後再びふる里三条へ戻りて絵師としての道を歩まれたとのことでございますッ
ただッ その森山さんッ
そぉ~とぉ~の呑兵衛だったよぉ~でございましてッ
あんましぱっとしなかった絵師としてッ
地元三条で語り継がれてきてたところッ
近年ッその画業は実際のところッ
なかなかどぉ~してのパピッとしてたことが分かって来てッ
知られざる名匠とのうわさが立ち始めてるお方様のよぉ~でございますッ!!
勿論ッまぁ~この現時点におきましてはッ
今宵のこの獅子さんが森山さん筆のものであるかどぉ~かはッ
定かではございませんがッ
ここはとにかくッ
ドカンと一発ッ森山さんのことをばッ
じっくりと調べてまいりたいと存じよりますちゃまでございますッ!!
まぁ~この色々見て見ましたところではッ
江戸期の可能性はむつかしぃ~かもしれませんがッ
もしこの獅子さんがッ
その呑兵衛の森山さんの手によるものだとしたならばッ
それはこれまたオモロイもんになってくること間違いなしッ
ってなもんになりそぉ~でございますからッ
是非是非皆様ッ
今後のちゃまの調査結果をッ
ちょいとばかしの楽しみさんで待ってておくんなせぇ~やしッ!!
よっしゃぁ~森山はんッ!
これからちぃ~とッねほりはほり聞かせてもらいまっせでございまっせぇ~~ッ!!!
どぉ~かひとつッ
よろしゅぅ~サロンパスじゃなくてッ
たのんますぞッ!!!
おおぉ~~~~ッ!!!!