皆様今晩はッ!!
でさてして皆様その昔ッ
江戸時代の延宝の頃よりッ
現在の大阪ミナミの辺りの地におきましてッ
難波焼(なにわやき)なる陶器が存在していたこと御存知さんでございましょぉ~かッ!?
っでまぁ~このもうちょい正確な場所を申しますればッ
現在の大阪日本橋のもうちょい西よりッ
高津という所がその難波焼発祥の地でございましたッ!!
なもんで故にッ
別名高津焼とも呼ばれていたとかどぉ~だとかッ・・・
してしてその後は難波に移ったり今宮に移ったりとのことだったよぉ~でございますッ!!
してその難波焼さんはッ
だいたいお茶道具や器類などを中心に手掛けられッ
何気に仁清風の陶器だったよぉ~でございますッ!!
定かじゃござんせんけどッ
恐らくたぶん江戸の終りの頃には途絶えてしまったよぉ~でございますがッ
関西の方は勿論ッ
近世陶器愛好家の間ではッ
密かな人気を博しておられる難波焼さんなんでございますッ!!
ってなわけでございましてッ
今宵御登場くださいます御方様こそッ
ただいまお話いたしましたるその難波焼さんなんでございますッ!!
どばでば早速まずはもってのその難波焼さんにッ
ドカンと一発お出ましいただきやもしをいッ!!
ッてってまぁ~こりゃなんともッ
お口の形が三角形のッ
何気に小振りで刷毛目のデザイン小洒落た雰囲気小向さんでございますなぁ~~ッ!!
なるほどさすがは浪速生まれの難波焼さんッ
メルヘンでんなぁ~~~ッ!!!
お上品に轆轤で薄く仕上げた洒落たボデェ~~ッ!
下部は真ん丸ッ
上部は三角ッ
食道楽な食にうるさい浪速気質に正にぴったしやぁ~の小向さんッ!
これぞ誠の浪速の難波焼さんてぇ~もんでございますッ!!
恐らくたぶんはもともと五個くらいのお揃いさんだったかと存じよりますがッ
何らかの事情で離ればなれになっちった後ッ
手にされた御方様がッ
黒柿で蓋をば作って替茶器に見立ててずっと大切になさってたんでございましょうッ!!
いやいやしかしまッ
こげなにお洒落で小粋な小向さんがッ
いわば大阪のど真ん中みたいなとこでパピッと一発作られてたとはッ
やっぱしさすがは浪速のど根性ッ!!
その奥深さにはたまらんもんがございますでございますッ!!
何はともあれ浪速生まれの難波焼たぁ~なにはなくともなにはなんでございますなぁ~~ッ!!