皆様今晩はッ!!
っでさてして今宵は次なる近代お雛様図のッ
御登場さんでッ
ごッだりますがッ
まずはとみかくこっつらりぃ~ッ!!!!
ってまぁ~この今宵はいわゆるひとつの紙雛さんをば題材さんにされたッ
実にシンプルさんなれどもッ
パピッと存在感をば醸し出したる一幅さんでぇ~ございますッ!!
っでこの今宵の一幅さんをば描きなすったお方様とはッ
牛田鶏村さんと申しましてッ
云わば近代日本画に新たなる息吹を知らしめたんだけどッ
様々さんな時代の流れの中ッ
なしてか埋もれてしまったけどッ
やッぱし近年パピッとその画業が認められッ
密かな注目さんをば復活させたってなッ
いわゆるひとつのバリバリ浜ッ子のッ
幻のよぉ~な日本画家さんだったお方様でございますッ!!
っでその鶏村さんはッ
明治二十三年に横浜でお生まれになりッ
十七歳の頃から画家を目指しッ
かの薄命の天才画家今村紫紅さんとッ
赤曜会というパピパピ精神の画会を結成しッ
大正期における日本画界にッ
旋風をば巻き起こされた御仁でございましたッ!!
っでとにかくその鶏村さんの日本画における情熱さんはまッこと熱くッ
正に大正時代の二十代の頃はッ
かの横山大観さんをも唸らせたッちゅぅ~ッ
異端児の如し存在さんでございましたッ!!
だけどもッ
その鶏村さんの熱き思いのいちばんの理解者でありッ
してまた鶏村さんの心の支えでもあられた今村紫紅さんの急逝を境にッ
近代日本画という大きな流れに身を任せることはせずにッ
戦後まもなくはッ
ただ静かに自身の思いのままに画業に務められたのでございますッ・・・
だけんどその大正~戦前にかけての鶏村さんの描かれた作品の数々はッ
実になんともロマンチョック&メルヘン&センチメートルじゃなくてッ
センチメンタリィ~なッ
正にそれこそ哀愁パピパピさんなッ
とても大正時代とは思えぬよぉ~なッ
魅力溢るるルルアタックな作品ばかりなんでございますッ!!
もしもあの頃ッ
日本画界に派閥的なものが存在しなかったらッ
きっともっと鶏村さんの作品は注目されて認められてッ
近代日本画の世界も違った展開をば広げていったのかもッ
知れないでございますやねッ!!
なもんで改めましてッ
今宵のこの鶏村さんの紙雛さんをば見ていただきますればッ
正にそれこそドカンと一発紙雛さんだけを本紙にパピッ!!
桃の木だのなんだのッ
一切余分なものを描き加えずッ
ただ紙雛さんだけをばパピッとッ!!!
しかもその表情ッ
してそのお召の着物の模様の力強さッ!!
紙雛と題したからにはッ
ドカンと一発「紙雛」ッ!!!
ってな熱き思いがどしッとパピッと伝わってくるかの如しッ!!
昭和九年の筆とのこと故ッ
日本画に寄せる熱き思いをッ
鶏村さんなりに受け止めつつあったッ
鶏村さん的悟りの入り口辺りの頃のッ
一幅さんなのかも知んないでございますッ・・・
時代が早すぎたと一言で済ませてしまうのは何ともッ・・・
斬新かつ熱き作風が生まれることはッ
まッこと命がけの如しことなのでございましょぉ~なぁ~~ッ・・・