皆様今晩はッ!!
っでさてして今宵はッ
前回に続きましての古備前茶入さんのッ
お話さんでぇ~今宵はチュゥ~デェ~さんでぇ~ございますッ!!!
っでッ
今宵の御二方目の古備前さんたぁ~こッつらりッ!!!
ってかぁ~こりゃ前回さんの火襷さんとは360度変わりましてのオォ~ドソックスッ
正に古備前王道的お茶入さんでございまんなぁ~~~ッ!!!
でもでもしかしッ
この武骨に肩の張ったお姿さんやッ
何気に口部がひしゃげたところなんざはッ
やッぱしこッぱし桃山陶のオモロな特徴バリバリさんでございましょぉ~かッ!!
っでさてして今宵のこの備前茶入さんッ
語り継がれしところによりますればッ
遡りますことかのあの織田信長の時代ッ
その信長さんが永禄六年に瀬戸を訪れました際にッ
瀬戸の名工六人さんを選びッ
してそのそれぞれの工人さんに窯印を与えたとされるッ
いわゆる瀬戸六作さんと云われたそのうちの一人ッ
新兵衛さんちゅぅ~お方様の手掛けられたお茶入さんと言われておりますんでございますッ!!
っでその何よりの証がこの底部の窯印なのでございますがッ
ただッ
その新兵衛さんが信長さんより賜りました窯印とはッ
丁の字印ッ!
だけんどこちらは丁字ならぬ六の印ッ・・・・
一説にはッ
瀬戸六作自体の印ッ
あるいは瀬戸以外の窯にてのもの故にッ
あえて六にしたのか云々などなどッ・・・・・
なもんでございますからッ
今宵のこの備前のお茶入さんが間違いなく瀬戸六作の新兵衛さんッとゆぅ~よりはッ
あくまで伝ッ新兵衛さんッ!!
ちゅぅ~ところでございますッ!!!
でもまぁ~このいずれにいたしましてもッ
紛れもなくこの今宵のお茶入さんはッ
バリバリ備前の桃山陶ッ!!
なにがどぉ~よりッ
いにしえの備前さんのこの深き趣さんをばッ
しみじみ味わいながらッ
じッくりゆッくり至福の一服をば楽しむことこそッ
実に乙なもんでぇ~~ごだりますやねッ!!!
とにもかくにもッ
前回さんの火襷さん共々ッ
この有難きかな素ん晴らしきご縁にッ
今宵もめたくた感謝のちゃまでございましたッ!!