皆様今晩はッ!!
ってなもんでございましてッ
ずっと以前よりその謎を追い求めッ
すっかりその魅力にのめり込んでしまっちょります京阿蘭陀とゆぅ~摩訶不思議な軟質陶器ッ
江戸時代の後期ころより予告もなしに突然現れッ
して又幕末の頃にぱたりとその姿を消していった謎の陶器ッ!!
現時点ではッ
京都五条坂界隈の陶工を中心にッ
当時阿蘭陀国からもたらされた銅板転写手の西洋陶器を模したッ
実にけったいなる軟質陶器と認識されておりますでございますッ!!
っで今の今まで様々さんなお姿形の京阿蘭陀さんをばッ
数々見てまいりましたちゃまではございますがッ
今宵御紹介さしていただきます御方様はッ
その京阿蘭陀さんのひとつと思われし御方様でございますがッ
実はその御方様に描かれとりますデザインがッ
今の今まで全く見たことのないオモロなもんだったもんでございました故にッ
ここはパピッとドカンと一発皆様に御紹介さしていただかなくっちゃとッ
熱く存じよりました次第の今宵のちゃまでございますッ!!
でばだばまずはもってのッ
今宵のその京阿蘭陀さんにッ
お出ましいただきやしもほいッ!!
ッてもッてまはぁ~るほどほほぉ~~~ッ!!
っでまずこのお姿形といたしましてはッ
恐らく煎茶に用いられる茶壺かと存じよりますがッ
その今の今まで見たことないッちゅぅ~デザインッちゅぅ~のがまずこちらッ!!
ほれこれ鳥さんの図なんでございますッ!!
っでんんん~~~ッこの鳥さんッ??
いわゆる小鳥さんちゅぅ~よりもッ
少々ごっつか雰囲気のあたかも阿蘭陀よりもたらされた異国の鳥さんのよぉ~なそぉ~でなさそぉ~なッ・・・?
とにもかくにもッ
京阿蘭陀と言われしものの中でッ
ここまで細かに鳥さんを描いたものはござんせんでございましたッ!!
んでんで更にもひとつ今度はこの鳥さんの反対側ッ!!
んでしてこれがなんとまッ!
驚きものの木海老さんなんでぇ~ございますッ!!
ねへへぇ~ほらねッ!
っといっても少々複雑怪奇的感じの海老さんでございますなぁ~~~ッ・・・
ってなわけでございましてッ
つまりまぁ~この鳥さん海老さんの両方ともッ
実を申さば京阿蘭陀と言われし数々の中でッ
こげなにパピッと描かれたものは恐らくたぶん皆無ッ!
しかもおまけに御覧のよぉ~にッ
黒い細い線で描かれているところからッ
いわゆる銅板転写手の写しとは違ってッ
銅版画風に描かれた手でございましてッ
京阿蘭陀と言われし中でもこれまた少ない手のものなんでございますッ!!
まぁ~このちょぴっとむつかしぃ~説明さんになっちしまいましたでございますがッ
簡単にまとめますればッ
京阿蘭陀の中でも数の少ない銅版画手のものでッ
しかもほぼ新発見的な鳥さんと海老さんの図が描かれとる茶壺ッ
ちゅぅ~ことでございますからッ
こいつぁ~とにかく珍らやねぇ~~ッ!!
っとゆぅ~わけなんでございますッ!!
まだまだ正直なところッ
不明なことばかりでございましてッ
実によくわかんない軟質陶器の一群京阿蘭陀さんでございますがッ
だけんどこれはッ
江戸期における阿蘭陀貿易が深くかかわったからこその産物でございますッ!!
我町日本橋とも深いゆかりのある阿蘭陀貿易ッ
その阿蘭陀貿易が我国に与えた大きな影響はッ
とてつもない出来事とちゃまはいつも思ってやみませんでございますッ!!
してその証となるやもしれぬ京阿蘭陀さんッ!!
これからも先ッ
ドカンとガツンとその謎を追い求め続ける所存の覚悟のッ
熱き血潮のちゃまでございますれしたッ!!