皆様今晩はッ!!
してさてその昔の江戸時代後期の頃ッ
かの一位の木味を生かした飛騨一刀彫の祖と言われた名工ッ
松田亮長さんちゅぅ~彫刻師さんがいらっしゃいましたッ!!
してその亮長さんの生み出す飛騨一刀彫とはッ
実にまっこと江戸時代とは思えぬよぉ~なッ
斬新かつかいらしかデザインの彫刻の数々でございましてッ
してしてその亮長さんが手掛けた一刀彫の中でもッ
木彫根付に至りましてはッ
正にそれこそドカンと一発ッ
この平成の世でもいまだ根付コレクタァ~の間でのスゥ~パァ~アイテムさんとしてッ
愛され続けているもんなんでございますッ!!
でさてしてその名工亮長さんにはッ
生涯たった一人のその飛騨一刀彫の技をパピッと仕込んだお弟子さんがいらっしゃいましたッ!!
ででしてその御方様とは広野亮直さんと申しましてッ
それこそ名工亮長さんに負けず劣らずの腕前さんの彫刻師さんだったよぉ~でございますッ!!
ただしその人生はだいぶ短くッ
四十歳くらいでお亡くなりになってしまったとのことでございましたッ・・・
ッてことはぁ~ッ・・・
亮直さんの代で飛騨一刀彫の息吹は残念ながらに途絶えてしまったのでございましょぉ~かッ!!!?
ってなところがだけんどしかしッ!
実は実はその亮直さんにもこれまたたった一人のお弟子さんがッ
いらっしゃいましたんでぇ~~ごッだりまうすッ!!
してしてその名をッ
ドカンと一発ッ
津田亮貞さんとぉ~申しますんでぇ~ごッだりましたぁ~~~~~ッ!!!!
じゃんじゃかじゃんじゃかじゃわわぁ~~~~んんッ!!!
ってなわけでございましてッ
大変長々前置きさんにてご無礼いたしましたでございますがッ
今宵ご登場くださります御方様はッ
その飛騨一刀彫三代目的存在さんのッ
津田亮貞さんが手掛けられた御方様の御登場さんなんでぇ~ございますッ!!
ではではまずはともあれ御覧あられえぇ~~いッ!!!
ってってまぁ~こりゃッ!
確かにちょいと不思議なデザインさんの彫刻さんでございますがッ
してその題材さんといたしましてはッ
恐らくたぶん水鳥さんッ!
いわゆる一位の材を用いた一刀彫の香合さんでございますッ!!
いやいやそれにいたしましてもッ
何度も申し上げますでございますがッ
まっことオモロなデザインでございますッ!!
ゆぅ~なりゃこの不思議でオモロなデザインこそがッ
飛騨一刀彫の真骨頂ッ!!
しかしまぁ~このッ
江戸の時代よりこげなる不思議なデザインが存在していたとはッ
まっことすんばらしきかな事実でございますッ!!
でさてして改めまして今宵の亮貞さんにつきましてッ
少々お話いたしますでございますがッ
明治に入って間もなくの頃にッ
亮貞さんは僅か十一歳で既にその師匠亮直さんの下での修行を始められとりましたッ!!
なもんで恐らくッ
もしかしてもしかすっとッ
亮直さんだけじゃなくてッ
大大師匠の亮長さんとの出会いも無きにしも非ずッ!!
つまりッ!
ダブル師匠の教えを乞ぉ~た可能性もあったのかもかもッ!!?
でしてでその後ッ
亮直さん亡き後ッ
パピッと仕込んでいただいた飛騨一刀彫の技を頼りにッ
その伝統を守り続けられたのでございましたッ!!
でもでもよぉ~考えてみますればッ
亮長さんから亮直さんッして亮貞さんまでッ
正にある意味一子相伝みたいな紙一重程の伝承でございました飛騨一刀彫でございました故ッ
その後がどげなになっていったのかッちゅぅ~ところがとっても心配さんでございましたがッ
なんのなんのッ
その確かな息吹は亮貞さんの御子息ッ
そしてそのまた御子息さんへとパピッとビシッと受け継がれゆくのでございますれしたッ!!
いやいやそれにいたしましてもッ
こげなる不思議でオモロなデザインの彫刻がッ
江戸の時代よりずっと引き継がれて来たとはッ
我国日本の文化伝統さんはッ
まだまだ奥が深そぉ~でございますなッ!!
とにもかくにもッ
今宵もこの有難きかな御縁にッ
深く感謝の限りにございましたでございますッ!!!