皆様今晩はッ!!
でさてしてその昔ッ
安政四年仙台藩の命によりッ
洋式軍艦ッ『開成丸』が誕生いたしましたその陰にッ
ななななななんとッ
その軍艦造りの造艦惣棟梁をばパピッと務められたッ
ドカンと一発さんなお江戸の陶工さんがいらしたってなことッ
皆様御存知でございましたでございましょほいかぁ~ッ!!?
してしてそのお江戸の陶工さんとはッ
その名を三浦乾也さんと申しましてッ
なんとまおまけに幕末~明治にかけましてのッ
かの尾形乾山さんの流れをパピッと受け継がれたッ
名工さんでもあられた御方様だったのでぇ~ごッざりまわすぞぉ~~~ッ!!!
ってってってなわけでございましてッ
今宵はそのかの乾山さんの流れをパピッとくまれた名工さんなうえにッ
江戸期の軍艦造り職人でもあられたッ
三浦乾也さんが手掛けられた器のお話さんでぇ~ごじゃりますッ!!!
いやいやしかしッ
いきなり乾山さんだの軍艦職人さんだのッ
わけのわかんないお話の流れにッ
おつむがカンキラコォ~ンッてなもんになっちゃった御方様もッ
いらっしゃるかと存じよります故にッ
まずはその乾也さんのことをッ
ちょぴっとご説明申し上げましほほひッ!!!
でしてその乾也さんはッ
文政四年ッ江戸銀座にお生まれになられたと言われておりましてッ
その後ッむっちゃ若き十五歳の時にッ
当時ッ かの乾山五代目たる西村みゃく庵さんのもとでッ
乾山焼のなんちゃるやぁ~をパピッと仕込んでいただきッ
師に次ぐ乾山焼の名士として立派に独立されるのでございましたッ!!!
ただしただしッ!
時は正に江戸幕末ッ!!
西洋列強の脅威を憂いた乾也さんはッ
陶工であるにもかかわらずッ
日本における洋式トイレじゃなくってッ
洋式軍艦の必要性をいち早く唱えた御仁でもあられたのでございますッ!!
でもってその情熱さんはッ
かの勝海舟さんと共に長崎へ出向くきっかけを招きッ
ついにはその地にてッ
洋式軍艦造りのなんちゃるやぁ~をッ
ドカンとパピッと叩き込まれることとなるのでございますッ!!
ででしてその爆烈的乾也さんのパワァ~の噂を聞きつけたッ
やっぱしおんなじ西洋からの脅威を憂いた仙台藩に招かれッ
遂には我国初ともいえる洋式軍艦『開成丸』をッ
ドカンと一発完成させちったッてなわけでございますッ!!
まぁ~その後のことは皆様もよくご存じのことではございますがッ
大政奉還がなされッ
開国が始まりッ
乾也さんも今度こそはドカンと腰を据えて陶工一本へとッ
気合を入れてゆくこととなりッ
明治二十二年ッ 六十九歳でその人生の幕を閉じられるまでの間ッ
乾山焼を中心にッ
晩年は向島長命寺の傍にて数々の名陶を残されたのでございましたッ!
ってってなわけでございましてッ
実に何とも長々さんなお話さんとはなってしまいましたではございますがッ
ここでやっとこさ今宵の主役さん達に御登場いただきやしほほいでございますッ!!
ってまぁ~まぁ~これはッ
確かにこいつぁ~乾山さんの流ればくみまくりでございますなぁ~~ッ!!
時代は恐らく明治の初めッ
長命寺に移られる前後の頃でございましょぉ~かッ!
いやいやまっこと何気に乾山さんをば忍ばせるこの雰囲気はッ
さすが乾也さんでございますなぁ~~~ッ!!!
でして皆様ッ
実はもひとつ乾也さん作の器さんがございましてッ!
ででしてそれがこちらの皆様なんでぇ~ごだりますッ!!
おッほほほほぉ~~~~ッ!!!
こちらはちょぴっと乾山風とは全く違ってッ
何方かさんと申しますればッ
古き中国のッ
越州窯だの耀州窯だのの青磁写しの感じでございますでございますなぁ~~~ッ!!!
なはしかそぉ~なんでございます皆様ッ!!
度重なりましての実を申さばなんでございますがッ
今宵のほんまのメインさんはッ
こちらの皆様だったんでぇ~ごだりますッ!!
まぁ~この乾也さんといやぁ~やっぱし乾山焼ッ
またあるいは乾也玉と言われる独特の緒締玉さんが超メジャァ~~な中でッ
今宵のこの手の青磁写しをも手掛けてらっしゃったとはッ
しかも極普通の青磁ではなくッ
ドスの利いた渋い越州耀州系の写しとはッ
こいつぁ~まっことオモロな乾也さんとの御縁にめぐまれましたやなぁ~とッ
実のところを皆様にお話したかったッちゅ~わけだったのでございますがッ
その為にゃぁ~ねぇ~まずは乾也さんちゅぅ~御方様のッ
爆裂エピドォ~ソをなんざパピッとお伝えしとかにゃまずいかなぁ~とか思っちゃったりしてッ
ついつい長ぁ~くなっちしまったってなわけだったのでぇ~ござりますッ・・・・
まぁ~まぁ~とにかくッ
改めまして見て見て見てよぉ~~皆々様様ぁ~~~ッ!!!
まずこの陰刻の感じッ!
してまた如何にも深味ある独特青磁釉ッ!!
中国越州耀州青磁を実に忠実さんに写されてると思わなぁ~~いッ!!!!
軍艦造りの他にもッ
ガラスや反射炉に至りますまでッ
様々なるものに携わられた乾也さんッ
その好奇心旺盛なるが故の今宵の青磁さんなのかもしんないでございますッ・・・
幕末~明治にかけてッ
奇才とまで言われた乾也さんッ
その乾也さんが手掛けたちょいとオモロな青磁写しさんをッ
パピッと説明しよぉ~と思ったらッ
妙に長々さんなお話さんになっちしまったってなッ
今宵のまっこと迷惑極まりなきお話さんにッ
皆様最後まで御付き合いくださりましてッ
まっこと深く御礼お詫び申し上げますでございまするッ!!!
ほんとに皆様ッ
ごッごッめんねぇ~~~ッ!
・・・・・・・・・・・
あッ 既に誰も聞いてなかったりしてッ・・・・
あやっぱしッ・・・