でさてして皆様ッ!
ここでますはッ 私共 海老屋美術店について少々お話させていただきとぉ〜存じますでございますがッ その創業は延宝元年(1673)京都にてのことでございましたッ
でッ 当時より御所の御用職に携わっておりました為ッ 明治維新の際ッ天皇陛下の上京に従いまして現在の地日本橋室町に移りッ
新たに店を構えましたのが日本橋との御縁の始まりでございましたッ!!
残念ながらッ大正の震災の時に古い記録を殆ど焼失してしまった為ッ 昔の詳細は定かではございませんがッ
幸いに残った一冊の目録とッ 祖父や父から語り継がれた話を頼りに申しますればッ
明治の初めの頃はッ 多くの職人を抱えッ 御所へ蒔絵や銀器等の調度品を収める仕事が主でございましたッ
まぁ〜いわゆる宮内庁御用達の店でございますッ
現在の様に古美術に携わるようになりましたのはッ 私の祖父六代目からでございましてッ 海老屋という屋号もその頃からのことでございますッ!
それ以前はッ 三宅利右衛門商店と名乗っていたようでございますッ
してッ 去る昭和天皇陛下御崩御から数年後ッ 御所出入のお札を返上いたしッ 宮内庁御用達の職は名残りとなりッ
そして平成七年ッ父八代目の跡を継ぎッ 九代目として海老屋の切盛りをさせていただくこととなり今日に至っております次第にございますッ
ってなわけでございましてッ 誠に有触れましたる骨董屋ではございますがッ
日本橋へお越しの際にはッ 是非是非どぉ〜ぞ気軽にお立寄り下さりますればと存じておりますッ
腰に手拭ッ一本歯の下駄にドラゴンズ前掛の出で立ちにてッ 皆様の暖かき笑顔にお目にかかれることを心より楽しみにッ お待ち申し上げておりまするッ!!!!!