皆様今晩はッ!
でッ かの日本六古窯ッ
瀬戸ッ信楽ッ備前ッ丹波ッ常滑ッ越前ッ!!
してッ平安から室町にかけましてッ
それぞれの古窯で生まれし見応えパピパピさんな壺の面々さんはッ
今でも愛陶家の鳩をトロッホォ~トロッホォ~じゃなくてッ
ハァ~トをドヒャドヒャバッキン掴み取りされております今日ではございますがッ
そんな見応えパピッとなッ
でかくて堂々としてて焼き上がりの景色バリバリさんなッ
コテコテの六古窯さんの中にもッ
実に控えめ素朴に質素にお生まれさんになった壺さんだってッ
ちゃはんとパピッと存在するんでございますれしよッ!!
まぁ~その確かにッ
そんなシンプルさんな壺さん達はッ
パッと見はパッとしないかもしんないでございますけどッ
腰をば据えてじっくりゆっくり眺めていくとッ
それぞれの本来の味ッてもんがじわじわ伝わってきてッ
気が付きゃその素の御姿の虜となってしまうもんでございますッ!!
ってなわけでございましてッ
今宵はそんなシンプルさんな古窯の壺さんをばッ
皆様と一緒にゆっくり鑑賞してみたいと存じよりますちゃまでございますッ!!
ではでは早速ッ
今宵のそのシンプルさんに御登場願いやしょほほぉ~~いッ!!
ってまぁ~その確かに素朴なのっぺりさんでございますなぁ~~~ッ・・・
でして時代は室町時代ッ
日本六古窯の一つッ
備前のいわゆる種壺さんでございましょぉ~かッ
でまぁ~このッ
古い備前さんにしちゃぁ~まっこと灰もかぶらずゴマも付かずッ
多少の石ハゼは見られるもののッ
ほんとに素ッ丸出しの御姿さんでございますッ・・・
がッ!
ここで改めましてッ
今宵のこの素朴さんをばじっくり見ていただきたく存じよりますがッ
まずこの何とも言えぬ鼠色の深き土味ッ
これこそが本来の備前の御姿ッ!
してして壺の中を覗いて見て見ればッ
何だか滑稽さんな段々の跡がッ・・・
これこそ昔っからの備前の成形法ちゅぅ~かなんちゅぅ~かッ
棒状の粘土を重ねて重ねて成形してった痕跡さんでございますッ!!
してしてその痕跡が表面にまで露わに見える所がッ
よく見りゃあちらこちらにドガドガとッ!
んなもんでございますからッ
壺さん自体も何だかビミョォ~なへたり具合ッ!!
おまけに意図的だか否かの引っ掻き跡のあらららじゃなくてッ
荒々しさッ!!
どッどぉ~でございましょぉ~か皆様ッ!
こほして目をば凝らしてアホみたいに舐め回して見て見ればッ
あちゃらこちゃらからッ
出てくるは出てくるはの実にオモロイ見せ所ッ!
さすがは室町時代の備前さんでございますやねッ!!
たとえパッと見さんがパッとしてなくてもッ
その内に秘めたるなんちゃらかんちゃらがッ
じわじわ洗われてじゃなくてッ
現れて来るッてわけでございますッ!!
んん~~ッ・・・ これぞ正しく温故知新ッ!
素朴で質素であるが故にッ
遥かいにしえからの秘めたる魅力をッ
ゆっくりじっくり手取り眺める皆様へッ
優しくそっと語り掛けてくださるのでございましょぉ~なぁ~~~ッ・・・・・
シンプルイズベストッ!
今宵の備前さんにゃぁ~正にピッタシやぁ~のッ
言葉でございましたでございますッ!!
イエイッ!