皆様今晩はッ!!
でしてところで皆々様ッ
ちゃまの地元日本橋ッ
その日本橋と申しますればッ
なんたったっても三越さんでございますがッ
そのまた三越さんの前身と申しますればッ
かの三井呉服店と越後屋だッてなことは有名さんなお話ではございますッ!
つまりは三井さんの三とッ
越後屋さんの越が合体して三越ッ!
となったわけでございますッ❢❢
ででして今宵はその三越さんの前身でもあられますッ
三井呉服店さんにまっこと深すぎるくらいゆかりのある御方様をッ
御紹介致したく存じよりますでございますッ!!
ッでその三井呉服店さんゆかりの御方様とはッ
はいこのこちらの巻物さんにぃ~ござりますッ!!
でしてでその中身をば覗いてみて見ればッ・・・
まぁ~こりゃッ
「三井好 都のにしき」ッ
と記されておりますでございましたぁ~~~ッ!!!
そぉ~~なんでございます皆様ッ
今宵のこの巻物さんとはッ
今を去ること明治の中頃ッ
その三越さんの前身でもあられる三井呉服店さんがッ
その年の着物のデザインを紹介する為に作らせたッ
今でゆぅ~ならファッションカタログみたいな御方様なんでございますッ!
してしてその中身と申しますればッ
初っ端の目録さんを皮切りにッ
春の名残から始まって四季折々の様子を描き通したッ
全十三枚の木版画からなるなかなかどぉ~してさんなッ
とっても素敵な巻物さんでございますッ!!
但しッ
元々本来の御姿といたしましてはッ
巻物ではなくッ
一枚一枚独立致しました版画でございます故にッ
恐らくたぶんッ
御所蔵されてた御方様がッ
巻物仕立にして大切に保管されてたものかと存じよりますッ!
でさてしてまずこの素敵な美人さん達を描きなすった御方様は何方なのかッ
ちゅぅ~ことでございますがッ
その御方様とはッ
明治を代表いたします浮世絵師の一人ッ
水野年方さんと申しましてッ
慶應二年ッ神田紺屋町の左官職人の長男さんとしてお生まれになりッ
十四歳の時にかの浮世絵師ッ月岡芳年さんのお弟子となられッ
その後まぁ~この色々ありながらもッ
立派な浮世絵師となられた御方様でございますッ!!
ただその生涯はまっこと短くッ
明治四十一年に四十三歳でお亡くなりになられてしまったんでございますッ・・・
してしてその後ッ
これまた色々あっての後ッ
年方さんのお弟子さん達の手によってッ
大正十二年にちゃま達の氏神様である神田明神様んとこにッ
年方さんの石碑がたてられたんでございますッ!
なもんでいわば年方さんはッ
何気に日本橋ともッある意味ゆかりのある御方様でもございますんでございますッ!!
ってなわけでございましてッ
改めまして今宵のこの巻物さんをッ
ゆっくり見て頂きとぉ~存じよりますがッ
とにもかくにもそれぞれの場面の実に豊かな色合いさんとッ
細かなタッチッ美人さんの何気な仕草がッ
実にパピッと描かれていてッ
カタログさんとゆぅ~よりもッ
充分ひとつの立派な浮世絵版画となっておりますでございますッ!!
ゆぅ~なりゃ当時の三井呉服店さんがッ
どんだけその年の商いに情熱を注いでおられたのかッ
ちゅぅ~正に立派な拘りさんと魂さんが込められたメッセェ~ジかってな事がッ
充分伝わって来る十三枚でございますッ!!
因みのこの版画の版を手掛けられた御方様はと申しますればッ
これまた日本橋室町のッ
秋山武右衛門さんちゅぅ~当時の版元さんでございますッ!!
いやいやまっこと正にそれこそッ
明治当時の日本橋界隈の名橋日本橋に次ぐビッグシンボル三井呉服店さんが作らせたカタログさんでッ
その絵を日本橋ゆかりの浮世絵師水野年方さんが描いてッ
してまたその版を日本橋室町の版元秋山武右衛門さんが手掛けたっちゅぅ~~ッ
ドカンと一発ッ
明治日本橋におけるビッグトリプルドリィ~ムコボラレェ~ションッみたいな巻物さんでッ
ございますッ!!
こいつぁ~やっぱし日本橋になくっちゃねッ❢❢❢